おばちゃんの不思議な力

私の母は、私が高校生の時病気で他界した。
しばらく父と私の2人暮らしだったが、父が再婚することとなり、それから数年間、
私が結婚し実家をでるまでの間、父と、父の再婚相手(おばちゃんと呼んでいる)と3人暮らしをしていた。

そのおばちゃんの話なのだが、おばちゃんの家系は、不思議な物が見えたり感じたりするんだそう。
私にはそういう能力がまったくないのだが、
日々の生活の中で、おばちゃんのその不思議な力を垣間見ることとなった。
当時私には5年付き合っている彼がいて、プロポーズも受けて、入籍や結婚式の話も具体的に進んでいた。
ずっと望んでいた大好きな彼との結婚。当時の私は幸せそのものだった。
だが、おばちゃんは違った。
ある日の夕食中、おばちゃんが口を開いた。「言いにくいんだけど、その彼とは将来がみえないよ」
幸せ真っ只中の私に何を言う!と、冗談交じりに返し、
その時はおばちゃんのその言葉を特に深く受け止めてはいなかった。
だけど、その数週間後にその言葉が現実となった。
小さな口論から大きな価値観のずれに発展し、そのまま私たちは別れることに成ってしまった。
その頃から、おばちゃんの発する言葉を慎重に聞き入れるようになった。
そして破談になった彼とのお別れから1年もせず、私には新しい彼ができた。
とにかく温厚で、仕事に真面目で、私はすぐに大好きになった。彼とは新幹線で4時間の遠距離恋愛だった。
ある日、私の将来を心配している父とおばちゃんに、私は新しい彼ができたことを報告した。
そうするとおばちゃんの口からまた不思議な発言が。
「そうだと思った。昨日の夜、ふと、○○ちゃん(私)、彼ができたみたいだわ。少し遠くに住んでいる人ね。
って、よぎったの。その人、身長はこのくらいで、顔立ちはこんな感じで・・・」
と、普段無口なおばちゃんが次々と話だした。しかも全てドンピシャ・・・
そして最後にうれしい一言が。
「この彼とは縁があるね。トントン拍子にうまくいくよ!」
そしてその嬉しい予言?は現実となった。
その遠距離の彼と、お付き合いして1年足らずでゴールイン。
今も本当に毎日幸せに暮らしている。
そろそろ子供が欲しいわたしたち・・・おばちゃん、いつごろあかちゃんが舞い降りてくるか見えないかな?

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