義実家での姉と私

先週末、夫と二人で義実家へ行ってきた。
私たち夫婦は結婚2年目だが、義実家へはまだ数えるほどしか行ったことがない。
というのも、夫の転勤で現在九州地方に移り住んでおり、義実家は東北在住。
正直、時間もお金もかなりかかるため、帰省するのは盆正月のみというのが暗黙の了解になっている。

ところが先月、義母からメールが届いた。義兄(夫の兄)のところに子供が産まれたため、お披露目会をするとのこと。
義兄夫婦は義実家の近所に住んでおり、私たちはなかなか会う機会はないけど、二人ともとても優しくて大好きだ。
久しぶりに会いたいなぁと思っていたところだったので、二つ返事で行きますとメールを返した。

義姉は本当に良い人で、控えめながらも気配り上手。
未だに義実家に行くとどう振舞っていいのかよくわからず右往左往な私とは裏腹に、子供を義兄にみてもらいながらテキパキ家の事をこなす。
そして料理上手。親戚で集まる機会があるときは、毎回ほとんどが義姉の手料理だそう。
この日も、義姉手作りの、和食中心の豪華な食事が食卓に並べられた。料理が得意でない私は、お恥ずかしながらもっぱら皮むきや食器洗い担当だった。

食事中も、子供をおんぶしながら、みんなのおかわりをよそったりお酌をしたりと動き回る義姉。
まだこの環境に慣れない私は、義姉にならってどこかぎこちない感じでお酌に回る。
義兄夫婦はほぼ毎週義実家に遊びに行っているということだから、やっぱり立ち振る舞いが慣れているのだ。
私とは経験値が違うんだからと自分で自分を慰めてはいるが、それでも自分の出来の悪さになんだか落ち込んでしまった。

帰りの飛行機の中でこの事を主人に話してみた。
「義姉は毎週実家に行ってるから慣れてるんだよ。君もこれからちょっとずつ経験していって慣れていくと思うから気にしなくて大丈夫だよ」
と言ってくれた。こういうときは、ちょっと頼りないけど優しい夫で本当によかったと思う。

次帰省するのは多分お正月かな。
それまでに少しでも料理の腕を磨いて、義姉に少しでも近づけるようがんばろう。

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