ネットでの出会い

1年ぶりに彼氏ができた。
出会いは、ここ数年つけてきた、某ブログサイトの日記だ。
私には、女性にしては珍しいといわれるのだが野球が大好きで、
日記にたまに野球ネタをかいていた。そこで今の彼と絡むようになったのだ。

最初はコメント欄で、お互いの日記にコメントを残すところから始まり、
いつからか、彼から直接メッセージが届くようになった。
共通の趣味があるからか話は尽きず、彼から携帯のメアドを聞かれたときも特に抵抗はなかった。
だけど、さすがに「一度会ってみない?」と聞かれた時は迷った。
最近ニュースでも不審な事件をよくみるし、メールではすごく優しそうな印象だけど、
それはあくまでネットでの世界。会ってみたら全くの別人のようだった、なんて話はよく聞くものだ。
そこで、「だったらちょうど、行ってみたいカフェがあるんだ。そこでお茶でもどう?」
と返信した。いきなり二人っきりの個室は不安だが、周りに人がいるところでなら大丈夫だろうと考えた。
それに、友達のY子が最近彼氏ができたのだが、どうやら同じようにネットで知り合った人らしい。
もしかしたら私も・・・という期待があっただけに、せっかくの誘いを断るのはもったいないと思っていた。
初対面は、それから10日後くらいだった。
いざ会ってみると、想像よりもかわいらしい感じの好青年だった。
約束通りのカフェで、2時間くらい話をした。
やはりメールだけでの会話よりも、直接会って話す方が何倍もお互いの事をよく知れる。
顔はそんなにタイプではなかったが、笑った時の表情がとても魅力的だった。
「また会ってくれる?」と聞かれ、私は何の迷いもなく首を縦に振っていた。
それから数回会ってみて、会うたびに彼の印象はさらに良いものに上書きされた。
本当かどうかはわからないけど、彼も同じような事を言ってくれた。
我ながら、こんな出会いってあるんだなぁと思う。
彼のおかげで、今とっても幸せだ。

ステキな出会いがあれば

2人の時間をめいいっぱい楽しむ

外に出るともう冬将軍が幅をきかせていて、どこにいても寒いと感じてしまう。
待ち合わせ場所は、六本木のとあるお店の前、今日はそこでおいしいワインとモッツァレラチーズを楽しむのです。
お店の前に行くと、店長がでてきて、私たちを奥の席へ案内してくれました。

ここは彼のお友達がやっているお店なので少々わがままが効いたようです。
店員は、私たちのじゃまをしないように気遣ってくれています。
この店ででてくるのは、ワイン以外は、チーズか、サラダだけ。
ディナーの代わりにはならないと思うでしょうが、実はそんなことはなく、たっぷり食べられる。
しかも次から次へと頼むわけではないので、二人でゆっくりと話をするのにはぴったり。
今日は今度一緒に出掛ける旅行の話をしながら過ごす予定。
月に一回はこんなデートをしているのです。
普段はゆっくり会えることができないので、月に一回、じっくり会いましょうと決めています。
もちろん、時間が空けば誘うこともできるし、そのとき合わなければ断ればいい。
でも今のこの時間は、二人で過ごすと決めたら、よっぽどのことがない限り二人の世界に浸ることにしています。
ちゃんとお互いの目を見て、声をきく。
この時間が二人にとっても至福の時間であるように思うのです。
普段はバタバタする2人ですが、携帯をみることもなく過ごす時間で、めいいっぱいの愛情を示してくれます。
だから、また、しばらく二人の時間がなくてもやっていけるのですよ。

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