優しくて遊び上手

出会いが無いと嘆いていた女友達から、明るい声で電話がきた。
どうやら心弾む出会いがあったらしい。
話を聞くと、猫と触れ合えるサービスが人気のカフェで猫好き同士、意気投合したとのこと。

「良かったねぇ。動物好きなら優しい人じゃない?」と私が言うと、友人も嬉しそうに笑っていた。

数か月後、私から電話をかけると、家にいるという友人の背後で何かが動く気配。
あ、ごめんごめん、彼が来ているの?またかけ直すね…と、慌てて電話を切ろうとした私を、「大丈夫。猫しかいないから」という彼女の冷めた声が制した。

猫が好きで心優しい彼は、行き場のない猫を放っておけず、かといって自分のアパートでは猫を飼えないため、友人の部屋に連れてくるのだという。
友人の家は、今や猫屋敷になっていた。

「でも彼とは会っているんだね」と、雲行きの怪しくなってきた話を軌道修正しようとした私に、友人は「猫と遊びたい時だけね。お土産も猫の分だけしか買ってこないし」と言い放ち、動物好きの優しい人が、人間にも優しいとは限らないということを、私に教えてくれた。

それから人間性を見ることを中心にした。
外見は拘らないとは言えないが、だらしがない人は、顔つきもだらしがないので、内面重視で正解だと思うのです。

それから妙に女性の体つきについての話しが多い男性もいましたが、後々聞いた話では、風俗通いが趣味だったそうです。

「かまってちゃん」なネコへのしつけ

ネコのいたずらは「かまって」という意思表示。どうしつければいいのか、難しいものです。

ペットのしつけは難しいものです。
言葉が通じないぶん、どうやって悪いことを悪いと認識させればよいのか。
やっぱり、態度や行動でわかってもらうしかないのでしょう。
例えば、おしっこを失敗したら怒られる、ムダ吠えをしたら怒られる、など刷り込みをするとか、。
でも、私が飼っているネコちゃんは、もう10年以上の付き合いになるのに、言うことを聞いてくれないことがあります。

何度怒っても繰り返すのが、高いところからものを落とす行為です。
ものを落とした後、「どうよ?」という感じのドヤ顔をするので、悪いことという認識はあるようです。
飲み物の入ったコップをテーブルから落とされたりした日には、鬼の形相でネコを追いかけ回しています。

それでも、やめてくれないネコちゃん。
悪いことを悪いとわかっていてやってしまうのは、「かまって」という意思表示なのだと何かで読んだことがあります。
「もう、かまってちゃんなんだから~」と笑ってやり過ごせればいいのですが、少なからず食器や家具に被害が出ている以上、そういうわけにもいきません。

いちいち怒るのが面倒になった私は、高いところには落とされて困るようなものを置かないようになりました。
コップは、飲み終わったら速攻シンクへ。
ネコがいじりそうなものは、すぐ定位置に戻す。
結果、部屋が以前に比べて綺麗になりました。

ネコちゃん、「あれ?遊べそうなものが何もない・・・」と寂しい思いをしているかもしれないので、時々爪とぎをさせたり、猫じゃらしで遊んであげてます。
うまくストレス発散できているといいんですが。

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