二度としたくない幹事

高校生のころから、誰か紹介してくれと頼まれたりすることが多く、大人になってからもよく合コンの幹事をしていた。
セッティングの鬼と女友達からは謎の信頼があった。
20代後半になったいま、二度と合コンの幹事だけはしたくないと思う。

幹事をするということは、私が紹介したようなもの。
紹介した男がとんでもない暴力男だったり、借金まみれだったり、そんなことが後から発覚したら私は立ち直れないからだ。

女の20代後半は、すべての出会い、時間が貴重で、無駄な男に費やしている場合ではないのだ。
最近、私は行かなかったが合コンで出会った男に振り回されてさんざんな思いをした友達がいる。
セッティングをしたのは共通の友人。

後になって、自分が合コンを開かなければ良かったと謝ってきたらしい。
そんなエピソードを聞くと、やっぱりもう幹事はしたくない。
結婚相談所や婚活パーティーを主催している会社が訴えられることがたまにあるらしいが、訴える方の心情がまったく理解できないわけではない。

若い頃は、セッティングの鬼として、何組ものカップル成立に貢献してきた。
別れが訪れることも何度もあった。
それでも若いから、やり直しが利くのだ。

何歳になっても、どんなどん底に落ちても、女は復活する。
でも、復活できなくなるのが、20代後半以降だ。
紹介した男女が付き合い初めて仲良くしているという報告はとても嬉しいが、逆はこちらのダメージもでかい。
そんなことを考えながら、昔の合コンの写真を眺めて苦笑いしている。

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