金の切れ目が縁の切れ目

これまでで悲惨だったと記憶している合コンは数多くあるが、中でも一番ダメだ!と思ったのは、時間もお金も無駄になった合コンだ。
まだ高校を卒業したばかりの頃の話。
相手は大学生と社会人の混合で、夕方からカラオケに行くことになった。

みんな歌が好きで、踊ったりしながら過ごしてとても楽しかった。
二時間くらい経ったときに、もう一人合流するからと言われて、登場したのが泥酔した男。
ソフトドリンクだけの飲み放題にしていたのだが、酒を飲みたいと言いだしたので、一人だけ単品でビールを注文していた。

この時点で、「もうあんなに酔っ払っているのに、まだ飲むの?」というようにおもい、私たちの間では不穏な空気が漂っていた。
それを打ち消すようにして明るい歌を入れていたが、音が大きいと勝手に消したりする酔っ払い男。
完全にテンションが下がったので、もう解散することにした。

その頃になって、酔っ払い男が具合が悪くなってきたといいだしてトイレに立った。
あまりにも帰ってこないので、男子グループから二人が様子をみにいくと、トイレで寝ていたようだ。
会計の伝票が来ているが、それどころではない。

一人が近くに停めている車をとりにいくことになり、二人が酔っ払い男を運ぶ。
部屋にもう一人男と、私たち4人残っている状況だった。
すると、車をとりに行った人から電話が入り、外は豪雨だというのだ。

ちょうど今酔っ払いを抱えた二人が来たところだが、雨に濡れるのでこのまま車で待機するから、会計を済ませてくれと言われた。
残っている男は財布に1,000円しか入っておらず、今だけ一時的に「立て替える」と思っていたので、私が2万円ほどの支払いをした。

店を出ると、前に車を停めていると思っていたのに姿がない。
電話をしても出ない。
私たちに支払いを押しつける作戦だったと思いたくないが、後味悪い合コンになった。

リベンジでまた集まろう、そのときに立て替えてもらった分払うから!と後日連絡が来たが、結局開催されることはなかった。

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