アプローチ連戦連敗
あの公園の池でボートに乗ったカップルは別れるとか、某遊園地でデートをしたカップルは必ず別れるとか、縁起の悪いデートスポットとして巷間まことしやかに語られている場所がある。
大勢のカップルが押し寄せるような有名なスポットなら、絶対数として別れるカップルが多いというのは当然であるし、とんだ営業妨害だが、それも「少しでも長く幸せな時が続けばいい」という心理の表れだと思う。
さて、生来のへそ曲がりである私は、「別れるスポット」といわれる場所にも平気で行く。
そのくらいで別れるなら、別れてしまえばいいのだ。
縁起の悪さが勝つか、私たちカップルの愛情が勝つか…さあ、勝負!とさえ思っていた。
そんな不遜な態度が災いしてか、縁起の悪いデートスポットとの勝率は惨憺たるもので、連戦連敗。
しかし夫とは結婚に至り、現在のところは別れの兆候もないので、勝率1%だとしても構わないのだった。
恐らく、別れてしまったカップルは、自分ら自身で「別れ」を刷り込んで仕舞ったのかもしれない。
意識するあまりギクシャクしたりするものである。
そして、いろいろと理由はあるのだろうが、あかの他人が数日で意気投合するわけないのである。
一部の意志疎通が男女という関係によって増幅され、全てのお互いの意志が手に取るようにわかると錯覚を起こしてしまう事を恋愛とも言うのである。
長続きの秘訣なんてありはしない。
しいて言うなら性格よりも性の相性を一致させることではなかろうか。
おもちゃでも使って、新境地を開拓するのも一興だ。
大好きなデートスポットは水族館です
普段の姿からは想像できないといわれますが、私の大好きな場所は水族館です。
出来れば彼と一緒に行きたいと思います。
私は小さい頃から海の生き物が大好きなのです。
海の生き物を見ていると優しい気持ちになれる気がします。
そんな時に一緒に彼がいてくれたら、と思うのです。
もちろん、一日ずっと水族館にいたいというわけではありません。
食事をしたり、散策を楽しんだり、ドライブをしながらおしゃべりもいいなと思います。
彼と一緒にいることが一番の楽しみだからです。
普段が厳しい顔つきで働いていると言われる私。
でも、彼といるときは仕事のときに見せることのない優しい私でいたいのです。
そのギャップを嫌がらない彼が出来たらと思っているところです。
ハタチの頃は男を選り好み
飲み会で、「ハタチの恋人がいる」という男友達の発言に、その場に居合わせた四捨五入をしたら四十路になろうかという男性陣が色めきたった。
2年前から付き合っているという補足に、「18歳かぁ」「俺の歳の半分だ」と、さらに盛り上がっている。
興味深かったのが、ハタチの恋人を持つ男友達に浴びせられる質問が、「話は合うか」「どこにデートへ行くのか」など、「付き合ってから年代ギャップを感じるか」に集中していたこと。
まずはどうやって交際に持ち込むか、そもそもどこで出会うか、という過程が問題なのではないだろうか?そこはクリアできるのだろうか?と、内心は突っ込みながらも、「ハタチの恋人ができたら心配なこと」について語り合う男性陣を微笑ましく見守る、ハタチをだいぶ過ぎた女性陣なのであった。