バブル再来

久しぶりに1ドル=100円台が安定して続き、円安傾向にある日本経済。
分野によっては、笑った、泣いた、と悲喜こもごもだ。
しかし、「泣いた」業界は、以前ずっと1ドル=120円当たりだった時代、一体どうやって経営していたのか謎である。

もっと言うなら、1ドル=360円時代からある会社は、当時どのようにしていたのだろうか。
昨日の報道で、イカ漁船の漁師と漁協職員にインタビューをしていたが、石油製品の価格が高騰して、発砲スチロールの価格が高くなって大変だと話していた。

「泣いた」業界は、「円安も良いけどねぇ」とぼやき、「国民の所まで景気の良い話は来てないよ!」とか「自動車業界だけじゃない?ちょっと得を分けてほしいよね!」と言っていたが、完全に甘えだと思う。
経営トップは経済全体を見て舵取りをしなければならない。

なのに、見通しが出来ておらず、しかも対策が間に合わなかったということである。
これで、「円安は困る」と自分の財布の中身だけ見て話し、それをインタビューとして放送し、「街の声です」と紹介するのはずいぶん荒い編成の報道番組だと思う。

ほとんどの人間が経営側ではなく末端で働いている。
トップのように大きな舵取りをすることはできないが、末端だからこそ、各部署で危機感を募らせ、方向修正をすることはできるのではなかろうか。

ゴルフばかりの経営陣のお尻を叩いてもいいと思う。
1円、円安が進むことでどうなるのか。
取引先、うちの会社はどうなるか。
これを考えている会社だけが微笑むことができるのである。

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